明るいあぜ道

もーわんnight

週末旅行

愛すべきポンコツ軽自動車へムチを打つようにアクセルを煽り飛ばして帰っている。99年式。同い年のクルマ。

昨晩22時。眠剤をスニっておやすみモードに切り替えたところ変なスイッチが入って急に伏見稲荷神社に行きたくなった。以前より興味があったのだがいきなり行きたくなった。でも使える金は無い。それに我がポンコツ車両はシガーソケットの部分に不具合がありスマホの充電ができない。

高力価なベンゾによって前頭葉が麻痺していると思われるその時の僕は理性を忘れた猿と同じである。

 

よし明日は4時起きで高速使わないで京都に行こう。あっでもトランスミッター逝かれてたな。いっちょ治すかと適当に工具を持って小一時間インパネをバラした所オーディオごと逝かれた。悪化したのだ。

シラフならこんなことしない。。

モバイルバッテリーをコンセントに繋げ寝た。

 

スマホが鳴る。4時だ。風呂に入って着替えて車に乗った。無残な内装をそれらしく誤魔化し終えたら出発da。つぎの日曜に治すつもり。

正直眠いし面倒くさかった。でもやる事ないしこんな日があってもいいかと思いガソリン代だけを持って出発した。

 

朝から雨ふり。

静岡愛知三重滋賀を経由し、からの〜京都。

6時間かかった。寄り道したら更にかかって、やっと着いた13時。サクッと参拝して寝たいなと境内へ。

 

伏見稲荷大社。軽く観光なんて舐め切っていたのだ。日本国最大級の神社だけある。

山だ山。イカツイ顔をした狐さんと猿イノシシ。そして真紅の鳥居の隙間より顔を出した可愛らしいサビ猫

そんな彼らが伸び伸びと生活できるだけの自然に囲まれた境内である。眠剤野郎の思いつきで周りきれるほど甘くはなかった。

 

バビロンが謎に不安感のみを煽るなんとかウイルスのお陰で参拝者は少なくて、それは好都合であった。基本的にヒトとか同年代が嫌いなのでラッキー。こっち見んな殺すぞ

頭割ってクチに電球詰めて

 

ズラっと連なった鳥居に包まれたなが〜い急勾配な参拝道。千本以上あるでしょ普通に

 

コロナよりも信仰を優先した外国人、カップル、学生、家族連れ、おじさん奥さんたちに紛れ1人階段を登る。霧が出ていて蒸し暑い。

これが京都伏見かあと汗だくになりながら登ったり降ったり、そして誰もいない山の下の神社を周った。普通に登山

稲荷神社が繁栄しますようにとかいいことありますようにとか考えながら彷徨いた。

 

んでもう帰ろうとして15時。さっき来た道忘れた。古民家と神社が一緒に連なる道に出た。いかにも京都らしい。

いいもの見れた。来てよかったな、、てかどこだここ

 

さらにウロウロ不審者を演じたのち見事駐車場についた。そう演技。ほんとは不審者じゃないよほんとだよ

観光マップみたいなものもあったのだがスルーしたので当たり前のように迷う

 

帰ろ。京都に住む歳上の友達から連絡が来た。

僕を見かねた彼は慈悲深くもラーメンをご馳走してくれた。ついでに車も少し治して貰った。

ありがてえー

ありがとうございました

感謝

 

帰り際、彼は僕の頭を撫でた。

本当ならばそのまま部屋にって流れなのだろうが彼は優しく撫でるだけであった。

僕と友達は、そのあたりの趣味が違う。そんな彼を逆に苦しめているのは分かっている。

からしたら僕は年頃のいい感じの対象である。

傷つけることなく友達として接してくれるあたり人生経験でも人間性でも格が違う、そんな人なのかなと帰り道に思う。

 

ノンケですまん。干物とハンバーグでお返しする。

 

そんな日曜だった。

自宅まであと1時間半。モバイルバッテリーの容量も少なくなり充電が70%になった頃合い。

 

家ついたらコメ炊いて洗濯せねゔぁ

予定到着時間は22時過ぎ。ちょうど京都に1日かけた日曜日。

 

明日も死なない月曜日